奈良県香芝市のごみ焼却施設をめぐる贈収賄事件で、大阪地検特捜部は8日、元市議会議長の北川重信容疑者(72)を収賄罪で起訴し、焼却炉メーカーの和田信夫・元顧問(72)=大阪府枚方市=を贈賄罪で在宅起訴した。関係者によると、北川容疑者は起訴内容を否認し、和田元顧問は認めているという。
起訴状によると、北川容疑者はごみ焼却施設「美濃園」を管理する「香芝・王寺環境施設組合」の議員だった2018年3月~19年3月、美濃園の新設工事や焼却炉の定期修繕工事の発注に関して、焼却炉メーカーが有利な取り計らいを受けたい趣旨と知りながら、和田元顧問から15回にわたり、賄賂として計約529万円を受け取ったとされる。和田元顧問は、同社で営業に関する助言や情報収集をしていたという。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル