特殊詐欺に関わったとして昨年1年間に逮捕・書類送検された20歳未満の少年の7割以上が、被害者から現金などを受け取る「受け子」役だった。
愛知県豊明市にある少年院「豊ケ岡学園」に入所する少年(19)は、受け子だったとして逮捕された。
きっかけは、地元の先輩からの誘いだった。昨年8月上旬、「東京にいる知人の引っ越しを手伝ってほしい」と頼まれた。名古屋からの交通費も宿泊代も出してくれるという。「ラッキーな仕事」。二つ返事で引き受けた。
2万円を受け取って上京すると、「先輩の先輩」から通信アプリでやりとりするよう求められた。その後は見知らぬ複数の相手から電話があった。「変な動きをしないで」と言われたり、「忘れ物を取りに来た者です」というセリフを覚えさせられたりした。あちこちの駅にも行ったが、そのときは何をさせられているかは分からなかった。
「引っ越しの手伝い」のはずが詐欺に加担させられていた少年。後悔と先輩への恨みを強く抱きますが、少年院に入り、少しずつ考えが変わっていきます。
「忘れ物を取りに来た」と言わされ…
指示通り新潟県内の住宅に行…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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