西田有里
埼玉県は10月2日から運転免許証の更新やパスポートの交付など、約550の手続きにかかる手数料について県の収入証紙での支払いに代わるキャッシュレス決済を始める。大野元裕知事が5日の定例会見で発表した。
県が進めるDX(デジタルトランスフォーメーション)の一環。証紙は12月末に販売が終わり、来年4月から使えなくなる。購入済みの証紙は2028年12月末まで還付を受け付ける。
対象は、県の手続きのうち証紙で手数料を徴収していたもので、5日現在で544ある。申請窓口で、クレジットカードやデビットカードのほか、交通系ICカードなどの電子マネー、ペイペイなどのQRコード決済が利用できる。
来庁せずにオンラインで手続きし、クレジットカードか電子決済サービス「ペイジー」で支払う電子申請の導入も進める。これについては既に一部で始まっており、運転免許証の更新など対面での手続きが必要なものを除き、来年度末までに544の手続きのうち約8割で導入の予定。(西田有里)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル