市野塊
厚生労働省は2日、外国人が新規入国する際に使うオンライン申請システムに不具合があり、名前やパスポート番号、メールアドレスなどの個人情報が一時的にシステム利用者内で閲覧できる状態になっていたと発表した。厚労省は正確な被害はわからないとしているが、不具合が判明するまでに約6万人分の情報が登録されていたという。
システムは、水際対策の緩和に向け、2月25日から使われ始めた。国内の法人や個人事業主といった、外国人を受け入れる責任者がシステムに情報を入れて申請することで、海外でのビザ発給を円滑にできる。
厚労省によると、28日にシステムの利用者からの連絡があり、特定の操作をすることで他の利用者の入力情報を閲覧できる不具合が見つかった。同日中にプログラムを修正したという。同省の担当者は「不具合によって好ましくない事態が発生した。再発防止に努める」と話している。(市野塊)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment