入場券はペットボトルのキャップ 地球にやさしい暮らし考える

 身近な暮らしの中で地球について考え、行動することを促す環境啓発イベント「アースデイ中津2022」が20日、大分県中津市のダイハツ九州スポーツパーク大貞で開催される。同趣旨の催しでは九州最大規模で、14回目の今年は企業や行政を含め146団体が参加を予定している。

 アースデイは1970年に米国で始まった世界的な環境保護イベント。中津では、子育て中の母親が中心となってボランティアグループをつくり、2008年から始めた。

 参加者の輪は県内外に広がり、今や延べ2万人近くが来場するイベントとして定着。今年は「エコ&ピース―mukiai」をテーマに、循環型社会を意識した生活を提案する。

 地元の高校生が実行委員会スタッフに加わり、太陽光を活用したステージの司会進行にも携わる。壊れたおもちゃの無料修理、新聞紙を使ったエコバッグづくりなど体験コーナーも盛りだくさんだ。

 事務局の須賀要子(かなこ)さん(45)の一押しは小学生らの「こどもマルシェ」。家庭から提供してもらう服や絵本など思い思いの品を子ども主体で販売する。値段を考え、売り方を工夫することで、個性を発揮し、自主性を養う。

 午前10時~午後4時。入場無料で、ペットボトルのキャップを入場券代わりにする。多彩な地産地消ブースもあり、ごみを出さないよう、自分で使う食器や箸などは持参してもらう。使用済みの食器用の洗い場を設ける。

 問い合わせは実行委(0979・22・0963)へ。貞松慎二郎

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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