福岡県立八幡南高校(北九州市)の2016年度の推薦入試をめぐり、教諭が受託収賄罪で起訴された事件で、同校が当時、この教諭を含む複数の部活動顧問に各5人前後の推薦枠を割り当てていたと、学校関係者が証言した。各顧問が持つ枠の人数に応じ、合格させたい生徒を推薦させていたという。
スポーツ推薦入試は、中学校が生徒を推薦し、高校が合否を判断する仕組み。県教委高校教育課は取材に「推薦枠の有無はわからないが、顧問は合否に影響を及ぼしていない」と話す。
同校の堀田義高校長も2日の会見で「顧問に意見を聴くことはあるが、一般的に考えて強く(合否判定に)反映することはないと思う」と説明している。
13日に起訴されたのは、高校教諭の本田竜大(りゅうた)被告(40)=同県直方市。起訴状などによると、本田被告は八幡南高のサッカー部顧問だった15年8月11日、北九州市の飲食店で、16年度の部活動推薦入学を希望する男子生徒の父親から便宜を図るよう頼まれ、16年3月までに報酬として3回、計約3万円相当の飲食接待を受け、さらに商品券10万円分をもらったとされる。
学校関係者によると、八幡南高では当時、サッカー部や野球部や陸上部、剣道部といった部活で顧問が推薦できる人数の全体数を調整した上で、各顧問に5人前後の推薦枠を割り当てていた。多くて7~8人、少なくて3人程度だった。
各顧問は秋までにめぼしい生徒…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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