入院患者84人からバンコマイシン耐性腸球菌検出 – 静岡済生会総合病院、国立感染症研究所が助言も(医療介護CBニュース)

 静岡済生会総合病院(静岡市駿河区、521床)は29日、入院患者84人からバンコマイシン耐性腸球菌(VRE)が検出されたとウェブサイトで明らかにした。国立感染症研究所がVRE感染症の疫学調査を実施しており、感染対策に関する助言を受けたという。【新井哉】

 VREは、抗菌薬のバンコマイシンに耐性を獲得した腸球菌。健常者がVREを保菌していても無害・無症状だが、手術後の患者や感染防護機能の低下した患者では、肺炎や敗血症、腹膜炎、術創感染症などを引き起こす恐れがある。

 同病院によると、感染拡大を防止するため、同研究所や静岡市保健所の専門家から助言を受けて感染対策を強化。具体的な対応として、▽環境清掃や標準感染予防策、接触感染予防策の徹底▽VRE陽性入院患者のゾーニング▽全院的スクリーニング検査の継続―を挙げている。

 厚生労働省によると、同病院は第二種感染症指定医療機関に指定されている。都道府県知事が指定するもので、結核などの二類感染症の患者の入院医療を担える水準が求められている。

CBnews

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Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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