米メディアがリサーチ会社のレポートを報道 映画、有料放送テレビ、広告業界が大打撃
世界的に広がる新型コロナウイルスのパンデミックの影響によって、全世界のエンターテインメント業界は5年で1600億ドル(約17兆円)の損失になるとのレポートが報告された。米メディア「フォックスニュース」が伝え、関係者の間で衝撃が走っている。
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21日に発表されたリサーチ会社「アンペアアナリシス」のレポートによると、アナリストたちは世界のエンターテインメント業界が新型コロナウイルスのパンデミックによって5年間で1600億ドルの損失を受けると推測を出した。
エンタメ業界にとって、今年と来年が最も厳しい年になると予想されるが、外出規制などの緩和に伴ってエンタメ業界は再開へと少しづつ動き始めている。映画製作やテレビ制作がソーシャルディスタンス(社会的距離)ルールの範囲内で新たな方法を探る中、5年間という長期的な影響を想定するべきだとしている。
レポートでは、多くの人が予想するように、すでに深刻な状況にある映画業界が最大の損失を被るとの見立てを示す。レポートによると、「総損失は広告業界が最大となるが、業界の規模による相対的な影響を見ることも重要である。そうすると、映画業界が最も打撃を受け、5年間で244億ドル(約2.6兆円)の損失が推測される」とのことだ。
影を落とすのは、フィルムメーカーや映画館にとどまらない。有料放送テレビ業界と広告業界が次いで、大きな損失が見込まれる。アンペアアナリシス社は、広告業界が2022年までにテレビとオンライン広告から830億ドル(8.9兆円)以上の損失を受けると推測する。さらに、有料放送テレビ業界は、スポーツの相次ぐ中止によってスポーツ中継がないためにダメージを受けるという。
しかし、パンデミックによる“総倒れ”の中で、唯一繁栄している業界がある。配信サービスのストリーミングだ。同社の最新の予測によると、ストリーミング業界は5年間で12%の増収となる見込みだ。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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