大学、職場・一般の部は、中高生の部と雰囲気ががらりと変わるのが魅力。変化の根底には、人生経験を積んだ人が紡ぎ出す、「自分たちでつくり出した音楽」がある。京都市左京区の京都コンサートホールで21日に開かれた第72回関西吹奏楽コンクール(関西吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)に京都府代表として出場した大学2校、職場・一般の3団体は、それぞれに個性を生かした演奏を聴かせた。
京都府代表として出場した、龍谷大、京都橘大、吹奏楽団ハイブリッド、龍谷シンフォニックバンド、大住シンフォニックバンドの演奏内容を紹介します。
関西代表に選ばれた龍谷大は自由曲で、冒頭から観客を全力疾走するタクシーに乗りこませた。米国の作曲家マッキーの「アスファルト・カクテル」を演奏。銃声や急カーブのドリフト音を表現した激しいパッセージと怒濤(どとう)のリズムが続く曲で、最後まで息をつかせない圧巻の舞台を見せた。
目指したのは、「爆走」して…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル