全国で新たに92人が感染 東京では宣言解除後で最多

 新型コロナウイルスの国内の感染者は27日、午後9時時点で新たに92人が確認された。東京都が57人で、5月25日の緊急事態宣言解除後では1日あたり最多となった。全国の感染者数は累計1万8471人、死者は1人増えて計972人になった。

 東京都の57人のうち、接待を伴う飲食店従業員ら「夜の街」関連は17人という。年代別では20代が27人と最多だった。今月24日以降、1日あたりの感染者が50人前後の日が続いている。27日の感染確認者のうち現時点で感染経路が不明な人は36人だった。都の担当者は「感染経路が不明な人の割合はこの1週間の平均で50%を下回っており、急激に市中感染が広がっているとは考えていない」と話した。

 神奈川県では4人の感染が判明。このうち横浜市の飲食店勤務の10代男性は25日にPCR検査を受けた翌日、電車と飛行機を乗り継いで実家がある熊本県に移動。到着後に電話で検査結果を伝えられたという。同市は「結果が出るまで自宅待機を指示していた」と説明している。

 また、さいたま市は27日、大宮区のキャバクラ店の女性従業員5人が感染していたと発表。この店には従業員が約70人いて、ほかに数人が発熱などの症状を訴えているという。埼玉県内ではこの日、新たに11人の感染が確認された。

 栃木県では6月2日以来、25日ぶりに新たな感染者3人が確認された。


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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