全国で330人感染 地方、大都市で感染可能性の事例も

 新型コロナウイルスの国内感染者は14日、午後9時現在で新たに330人が確認された。首都圏の1都3県が238人と7割を占めたほか、地方では移動先の大都市圏で感染した可能性がある事例も出ている。

 首都圏の感染者の内訳は、東京都143人、埼玉県42人、神奈川県28人、千葉県25人だった。西日本でも大阪府で20人、京都府で12人、兵庫県で8人が判明した。

 愛知県では新たに5人の感染が判明した。名古屋市の60代女性は、今月2~4日の3日間、クラスター(感染者集団)が発生したとみられる東京都新宿区の「新宿シアターモリエール」を訪れたという。川崎市でも、市立川崎病院に勤務する看護師の40代女性の感染が判明。同シアターで上演された舞台を、7月1~5日に計5回観覧していた。埼玉県では同シアターで上演された舞台に出演していた俳優男性らが感染したことも判明した。

 岐阜県では男女3人の感染がわかった。大垣市の20代男性は9日、愛知県内の感染者と同県内で食事をしたという。岐阜市の10代無職女性は、感染が確認された名古屋市の20代男性の濃厚接触者で、6日にJR東海道線で同市に行き、男性に会ったという。

 広島市では、陸上自衛隊海田市駐屯地に所属する30代の男性事務官の感染がわかった。男性は同市在住で、今月3~5日に私用で大阪府を訪問した。市は、男性が大阪府で感染した可能性が高いとみて、濃厚接触者などの特定を進めている。


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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