同性婚が認められていない現状を「違憲状態」とした30日の東京地裁判決。同種の訴訟は5地裁で6件起こされ、昨年3月に札幌地裁が「違憲」、今年6月に大阪地裁が「合憲」と判断し、福岡、名古屋の両地裁では進行中だ。東京地裁判決を、各地の原告はどう受け止めたのか。
「喜んでいいのか正直よくわからない。大阪地裁判決に比べて内容的には進んでいるが、それならなぜ違憲と判断できなかったのか。もやもやする」。控訴審が続く札幌訴訟の原告男性はそう話した。原告弁護団の須田布美子弁護士は「違憲判決を下してほしかったが、現状の制度を放置してはいけないというメッセージになった点は評価できる」と話した。
控訴している大阪訴訟の原告…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル