全域停電の北海道・紋別、送電ルート確保で大半解消

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新田哲史、中野龍三 奈良山雅俊、岡田昇、中沢滋人

 北海道内では24日も低気圧の影響が続いたが、大雪や暴風雪のピークは過ぎた。前日から続いていたオホーツク地方を中心とした大規模停電は復旧が進んだ。

 北海道電力によると、23日に道内で一時約2万6千戸が停電したが、24日午後8時現在、停電は約1120戸になった。

 オホーツク地方では23日午後、紋別市全域、興部町雄武町湧別町のほぼ全域で停電した。紋別市内の送電線の鉄塔(高さ約22メートル)が倒れ、別の送電線ルートも倒木で不通となったことが原因という。倒木のあった送電線を復旧し、停電は大幅に解消された。

 大規模停電を受け、道は23日夜、2市8町に災害救助法を適用、陸上自衛隊に紋別市への災害派遣を要請した。24日の道災害対策本部会議に出席した北電の瀬尾英生副社長は「多大なご迷惑、ご心配をかけ、心よりおわびする」と陳謝した。

 JR北海道によると、列車の運休は、24日午後5時現在、特急15本を含む89本に上った。運転を見合わせている宗谷線(名寄―稚内)と石北線(上川―北見)は、除雪のため少なくとも27日まで運転再開は困難としている。(新田哲史、中野龍三)

 北海道紋別市では、23日夕…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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