埼玉県営公園内のプールで今月予定されていた「水着撮影会」をめぐり、「過激なポーズ」での撮影が確認されたとして、県の関連団体が撮影会の一律中止を求めた。これに対し、賛否両論が噴出。大野元裕知事は一律の対応は不適切として要請の一部撤回を指示し、ルールを明確化する考えを示した。
発端は今月8日。県営公園を指定管理する県公園緑地協会(さいたま市)が、しらこばと水上公園(越谷市)で過去にあった水着撮影会で、ルールに沿わない「過激なポーズ」で撮影が行われていたとして、同公園と川越水上公園(川越市)で月内にイベントを予定していた6事業者に中止を求めた。今後は水着撮影会に使用許可を出さないことも決めた。
両公園を含むプールがある三つの県営公園では、水着姿のモデルを一般参加者が撮影する有料イベントが民間事業者の主催でたびたび開かれ、2022年度は計38回に上った。
協会によると、夏のプール営業期間外に貸し出し、プールの外にいる人たちから見えないよう周囲の柵にブルーシートを張るなどしているという。
協会は5月末から、「過激なポーズでモデルが撮影されていた」などの市民からの情報をもとにネット上を調べた。一部のイベントで、大きく足を開いたり水着をずらしたりした画像が撮影されていたことを確認し、未成年のモデルが参加していたことも分かった。
プールがある県営3公園では「公序良俗に反する行為」を禁じるルールがある。さらに、しらこばと水上公園では写真撮影会に特化したルールとして「マイクロビキニに分類される水着」「過激とみなされるポーズ(水着をズラす、過度に足を広げるなど)」などを禁止していた。
ルールをもとに協会は「公共施設なのに度を越している。今後も違反が起きかねない」として、違反が確認できない事業者も含めて一律中止を求めた。
こうした対応に、ネット上で…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル