新型コロナウイルスの緊急事態宣言が、栃木県をのぞく10都府県で延長された。この1カ月、多くの飲食店は午後8時で店を閉めてきた。それをさらに、もう1カ月――。客の側も、昨春からの我慢疲れを隠しきれなくなっている。
東京・新橋。
午後8時が過ぎて繁華街の明かりが消えると、飲食店から出てきた人たちがふらりふらりと、ある場所に集まり始めた。
ビルに囲まれた公園。コートを着たまま談笑するグループや、滑り台で恋愛事情を語る若者、1人でベンチに腰かける男性など20人ほどが「公園飲み」を始めた。警備員によると、金曜日の夜には80人近くが集まるという。
サークル仲間という都内の大学4年生の男女4人は、滑り台のわきで立ったまま円をつくり、缶ビールや白ワインを飲んでいた。午後6時から近くのワインバーで飲み、仲間の誕生日を祝っていたが、店は時短要請で午後8時に閉店。「なんか飲み足りないよね」とコンビニで酒を買ってきたという。話すときはマスクをつけるようにしており、男性(22)は「外なら換気も問題ない。これくらいは許して欲しいです」と話した。
緊急事態宣言の延長で、飲食店への時短要請も続く。メンバーの一人は「予想はしていたが、やっぱり残念」と話す。休止しているサークル活動も再開できず、楽しみにしていた卒業旅行も断念せざるをえないと思っている。「卒業間際なのに、友だちと思い出を話す場すらなくなっちゃう。できれば時短要請は解除してほしい」
消化不良なので「2次会」
港区の不動産会社で働く40代…
2種類
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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