公明党の山口那津男代表は4日、安倍晋三首相が消費税増税は10年間不要とした発言に関し、直ちに同調できないとの認識を示した。兵庫県尼崎市で記者団の質問に答え、自民党総裁の任期が令和3年9月までの首相自身が10年後に在任中か分からないとして「責任ある発言とは受け止め切れない。首相は議論が必要だと言いたかったのではないか」と述べた。
消費税の在り方に関し「人生100年時代の議論はまだ不十分だ。財源の裏付けも議論することになるだろう」と指摘。消費税制は社会保障政策との関係で決まっていくとの考えを強調した。
首相は3日の日本記者クラブ主催の党首討論会で、10月に10%に引き上げる消費税について「安倍政権でこれ以上引き上げることは全く考えていない」と明言。「未来永劫(えいごう)10%より上げなくていいと考えるか」との質問に対し「私が責任を持てるのは安倍政権(の間)だ。予見できる、例えば今後10年ぐらいの間、私は上げる必要はないと思っている」と述べた。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース