中村建太
岡山県が新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言に伴う時短要請に応じなかった飲食店7店に時短の命令を出した問題で、命令に即日応じ、公表対象ではない1店の名前や住所も誤って県のホームページに掲載していたことがわかった。県が7日発表した。同日、店側に謝罪したという。
県は4日夜、新型コロナ対応の特別措置法に基づき、岡山市内の飲食店7店を訪問し、時短命令を出した。同法は命令を出した店名を公表できると定めており、県は即日応じた1店舗を除くキャバクラなど6店を公表対象とした。
県の担当職員は7店の店名や住所をまとめたリストを事前に用意。命令後の公表に備えていたが、4日午後3時までに、操作を誤って県のホームページに掲載したという。誤掲載は、岡山市の指摘を受けて削除するまで短くとも約5時間続いた。県はほかの6店舗に対しても、命令前に店名などを公表したとして謝罪するという。
担当職員が7日午前、上司に報告して発覚。報告の遅れについて「早急に報告する必要がないと判断していた」と話したという。
県保健福祉部の原田和広参与は「関係者にご迷惑をおかけし、申し訳ない。再発防止に努める」と謝罪した。(中村建太)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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