園庭のある保育園は2割ほどで、公園はいつも「密」で自由に走り回れない――。そんな運動環境に恵まれない都心で生まれ育った少年は、プロ野球選手になった。幼少期、彼はどうやって運動能力を伸ばしたのか。
プロ野球DeNAベイスターズに2年在籍した大橋武尊(たける)さん(22)。50メートル5秒8の俊足が売りの外野手で、来季からはメキシコのプロリーグでプレーし、米大リーグ入りという夢を目指す。
3歳まで六本木(港区)の高層マンションに暮らし、その後は高輪(港区)、勝どき(中央区)で育った。
「キャッチボールできる公園は少ないし、気軽に壁当てできる場所もない。でも、運動ができなくて窮屈な思いをしたことはなかった」。子ども時代を、そう振り返る。
幼児期の運動能力と園庭の広さの因果関係については、鹿屋体育大教授らによる調査で意外な結果が出ています。記事後半で、「都心の親にできることは何か」という具体的なアドバイスとともに、紹介しています。
大橋さんと母・佳代子さん(52)には、共通する記憶がある。
国際線CAの母と、「2時間の日課」
「小さい頃から、とにかくよ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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