共産党の第28回党大会が14日、静岡県熱海市の党員研修施設「伊豆学習会館」で開幕した。18日までの会期中に現在の「2004年綱領」の一部改定や大会決議、新しい指導部体制などを決める。初日は、共闘関係にある政党などの幹部があいさつ。共産党が呼びかける野党連合政権の樹立に、立憲民主党は前向きな意向を示した。
党大会には党員約1000人が出席した。志位和夫委員長は冒頭、「特別な歴史的意義を持つ大会だ。16年ぶりに綱領の改定を議題としている。市民と野党の共闘を成功させ、野党連合政権をつくるためにとことん力を尽くす」と訴えた。
立民の安住淳国対委員長はあいさつで、共産党と皇室や自衛隊、経済など重要テーマで見解の相違があることを認めた上で、「お互いの距離をさらに縮めていき、国会運営や国政選挙で一体感のある協力をしていこう。そうすれば自然とその先に『政権』が見えてくる」と強調した。
綱領改定は覇権を強化する中国を糾弾する一方、米国名指しの批判を抑制したのが特徴だ。他の野党に“現実路線への転換”をアピールする狙いもあるとみられる。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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