大学入学共通テストの本試験が終わり、国公立2次試験や私立大入試へと、大学受験が本格化していく。共通テストを終えた受験生は、今年は何に気をつけて、どう動けばいいのか。被災した受験生へのアドバイスは――。1995年1月の阪神・淡路大震災の時、被災した受験生を指導した、駿台予備学校入試情報室の石原賢一部長に聞いた。
今年の共通テストは易化? 気をつけたい今後
――導入4年目の共通テストの本試験が終わりました。どうみますか?
まだ終了したばかりなので、各科目の十分な分析はできていないですが……、旧課程対応の共通テストの集大成らしく、驚くような出題形式も難問もなく、全体的に大学入試センター試験にも近い標準的な出題だった印象です。複数資料を読み解くなど、共通テストらしい問題も随分こなれてきて、共通テスト対策を続けてきた受験生は解きやすく感じたのではないでしょうか。
難易度が上がったのは、英語リーディング。語数も増え、内容がややこしい大問があり、昨年も低かった平均点は、さらに少し下がる予想です。
記事後半には、阪神・淡路大震災の時、受験生を指導した経験から、被災した受験生へのアドバイスがあります。
一方で、特に国語や世界史B…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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