聞き手・山本知佳
14、15日に行われた大学入学共通テストで、生物は平均点が40・55点と過去最低となりました。なぜ低くなったのか。大学の個別試験に向けて、どんな勉強をしていけばいいのか。代々木ゼミナール教材研究センター理科研究室生物科主任の真田香織さんに聞きました。
――なぜ平均点が過去最低になったのでしょうか。
問題のページ数や設問数、文章量などに、難化を示す要素はありませんでした。ページ数は1ページ増えていますが、図表が増えており、設問数は昨年より3問減っています。文章量も昨年に比べれば若干減っています。空欄に当てはまる組み合わせを選んだり、適切な答えを過不足なく選んだりする問題は正答率が低くなりやすいですが、そういった問題も減っています。問題の難易度が特別高いわけでもありませんでした。
それでも平均点が低くなった…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル