13日にあった大学入学共通テストの国語。駿台予備学校とベネッセコーポレーションが運営する「データネット」によると、問題の作りなどで昨年と変わった部分はあるが、読み解く力を問う本質的な部分に変化はなかったという。担当者は「難易度は標準的か、やや解きやすかった」と分析する。現代文に焦点を絞り、講師に話を聞いた。
国語の大問は評論、小説、古文、漢文の4問でこれまで通り。データネットは「全体の難易度は昨年並み」と分析した。駿台予備学校の清水正史講師は「現代文は、受験生が迷う選択肢が昨年より減ったこともあり、しっかり読解できる生徒は全体の時間が足りなくなることもなく、正答できたはず。総じて実力をきちんと測る問題と感じる」と話す。
大問1の評論は、昨年は同じテーマで異なる文章が二つ並び、関連性を含めて考えさせたが、今年は一つの文章だった。ただ、設問のなかに、生徒が書いた文章を提示し、それを推敲(すいこう)させる問題が入った。文章の中に一文を挿入する場所を問う設問もあった。
清水講師によると、どちらも…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル