14日に始まった、3回目となる大学入学共通テスト。「国語」では、法律の条文や広告といった「実用的な文章」を読み解いて答える問題は、今年も出されなかった。3年連続で出題されなかったことになる。
難易度については、予備校によって判断が異なった。河合塾は「少し易しくなった」と分析、ベネッセコーポレーションと駿台予備学校が運営する「データネット」は「昨年よりやや難化」したとみる。
現代文では、作家の文章を題材にしつつ、授業で教員から提示された資料をもとに生徒が構想メモを作る場面が出題された。資料として、1945年に発行された雑誌に載った広告が示されたが、各予備校とも「実用的な文章」とみなしていない。
代々木ゼミナールの担当者は「出題された広告は歴史的な資料。生活に直結した、実用的な文章ではないと考えて判断した」と説明する。
実用的な文章は試行調査で出題され、共通テストの象徴の一つとして注目された。昨年11月に公表された2025年からの共通テストの試作問題には、大問の一つに実用的な文章を読ませる問題が盛り込まれていた。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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