山本知佳
大学入試センターは17日、大学入学共通テスト(14、15日実施)の生物の問題で、問題文中に誤字があったと発表した。解答に影響があるとして、正解とした選択肢とは別の選択肢も正解として扱うという。
問題は、生物の第5問の問2。濃度の違いを表す「濃度勾配」を形成する母性因子の特徴について説明したa~cの三つの文について、適当なものをすべて選んでいる選択肢を七つの中から選ぶという問題だった。誤りは、説明文cにあり、「濃度勾配」を「濃度匂配」と誤記していた。16日に外部からセンターに指摘があって誤りが判明した。
センターがすでに公表している正解は、aとcの二つが適当とした選択肢だった。センターは、誤記を理由に、説明文cが適当でないと判断した受験生がいる可能性があるとして、説明文aのみが適当と解答した受験生も、正解として扱うという。(山本知佳)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル