兵庫県稲美町岡で19日深夜に発生し、2人の遺体が見つかった民家火災で、県警は24日、火災直後から行方がわからなくなっていた同居の無職、松尾留与(とめよ)容疑者(51)を現住建造物等放火と殺人の疑いで逮捕し、発表した。「間違いありません」と容疑を認めているという。
県警は同日、遺体はこの家に住む小学6年の松尾侑城(ゆうき)君(12)と弟で小学1年の真輝(まさき)君(7)と確認した。DNA型鑑定で特定したという。死因はともに急性一酸化炭素中毒だった。
逮捕容疑は19日午後11時半すぎ、稲美町岡の住んでいた自宅に火を付け、木造2階建て約220平方メートルを全焼させ、就寝中だった侑城君と真輝君を死亡させたというもの。現場に残っていた布団の燃えかすから油分が検出されたという。
一家は侑城君と真輝君、50代の父、40代の母、松尾容疑者の5人暮らし。松尾容疑者は母の兄で、兄弟にとっては伯父にあたる。出火当時、父と母は外出していた。
24日午後1時ごろ、東へ50キロ余り離れた大阪市北区の扇町公園で捜査員がベンチに座っていた松尾容疑者を見つけたという。所持金は数千円だったという。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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