兵庫県宝塚市の市立長尾中で、柔道部の顧問が1年生の男子生徒2人に体罰を加え、骨折などの重軽傷を負わせた事件で、傷害罪で起訴された顧問の教諭、上野宝博被告(50)が「厳しい指導のつもりだった」と話していることが24日、同県教育委員会への取材で分かった。県教委は同日付で上野被告を懲戒免職処分とした。 また、体罰の現場に居合わせながら制止しなかった副顧問の男性教諭(42)を減給3カ月(10分の1)、指導監督が不十分だったとして男性校長(57)を戒告の懲戒処分とした。 県教委などによると、上野被告は9月25日、学校の冷凍庫に保管していたアイスクリームを無断で食べたとして柔道部の生徒2人に校内の武道場で技をかけ、1人に胸椎圧迫骨折などの重傷を負わせ、もう1人に左足の挫傷などのけがをさせた。生徒が意識を失った後も顔を平手打ちして目覚めさせ、さらに暴行を続けたとされる。 上野被告は県教委の聞き取りに対し「厳しい指導のつもりだった。保護者に説明しているうちに事の重大性に気付いた」と話したという。県教委は「厳しい指導をはるかに超え、体罰とすら呼べない。守るべき生徒に対する傷害として、最も重い処分にした」としている。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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