兵庫県尼崎市で全市民約46万人分の個人情報が入ったUSBメモリーを委託業者が紛失した問題をめぐり、木原誠二官房副長官は24日午前の記者会見で「地方公共団体が住民情報などの重要な情報を適切に管理するということは極めて重要なこと。大変残念に思う」と述べた。
また、木原氏は今回の問題を受けて、総務省から各地方公共団体に改めて委託事業者のセキュリティー対策の徹底や確認を行うよう技術的な助言を出したことも明らかにした。
尼崎市によると、紛失したのは「BIPROGY」関西支社(大阪市)の協力会社の社員。市や「BIPROGY」関西支社によると、この社員は21日、データの移管作業のためUSBメモリーを市の市政情報センターから持ち出した。作業を終えて3時間ほど飲酒し、帰宅する途中に酔って路上で寝込み、USBメモリーの入ったかばんごとなくしたことに気づいたという。市は、情報にはパスワード設定や暗号化処理をしていると説明している。(宮田裕介)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル