ニセ電話詐欺の「受け子」として、現金をだまし取ろうとしたとして、詐欺未遂の罪に問われた北九州市立大4年の男(22)=北九州市小倉南区=の判決が20日、福岡地裁であった。国分進裁判長は懲役3年、執行猶予4年(求刑懲役3年)を言い渡した。
判決によると、男は6月17日に「お札の番号の末尾が英語のものは全部ニセ札。金融庁の職員が行く」とうその電話があった福岡県古賀市の女性(当時87)宅に金融庁職員を装って訪問して計172万円をだまし取ろうとしたが、警察に警戒されていると感じて家に行くのを断念した。
なぜ、学生の男は「受け子」になったのか。これまでの公判や取材で、こんな経緯が明らかになった。
大分県由布市出身。家族には会社員の父と母、兄がいた。高校卒業後、北九州市立大法学部に進学。父からは月2万円の仕送りを受けたが生活費が足りず、ガールズバーでアルバイトを開始。「店長」の肩書で、店を仕切るようになった。
だが、そこで18歳未満の女性…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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