内装会社に放火し経営者を殺害した容疑、男2人を逮捕へ 埼玉・朝霞

 埼玉県朝霞市で5月、内装会社の建物が全焼し、焼け跡から同社代表の男性の遺体が見つかった事件で、県警は、県内の30代の男2人を殺人と現住建造物等放火の疑いで逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材でわかった。2人は仕事を通じて被害者と面識があったという。県警は何らかのトラブルがあったとみて調べる方針。

 捜査関係者によると、2人は5月14日午前、朝霞市上内間木の内装会社「長葭(ながよし)内装」の事務所兼作業場で、同社代表の長葭良さん(43)=同県志木市=に鈍器のようなもので暴行を加えたうえ、周囲に火を放ち、殺害した疑いがある。死因は焼死で、頭部など上半身の複数箇所で骨が折れていた。一酸化炭素を吸ったとみられる痕跡も確認され、出火時に生存していた可能性があるという。

 県警は発生直後に朝霞署に捜査本部を設置し、長葭さんの交友関係やトラブルの有無を調べるとともに、周辺の防犯カメラの映像などを分析してきた。こうした捜査で、県内の男2人が事件直前に長葭さんに接触したことがわかったという。今後、詳しい関係性や事件の背景を調べる。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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