再会した人々 写真でたどる 熊本地震から5年

 2016年、震度7の強い揺れに2度襲われた熊本地震では、多くの住宅が被害に遭った。学生向けの下宿を営んでいた女性の自宅は全壊、学生らが片付けに駆けつけてくれた。土砂崩れに巻き込まれた自宅の近くから、思い出の品を見つけ出した姉妹がいた。庭先のビニールハウスで3カ月の避難生活を送った夫婦。

 5年前の地震直後に、熊本県内の被災地で出会った人たちを今月、再訪した。

 南阿蘇村で東海大生の下宿「新栄荘」を営んでいた竹原伊都子さん(60)。30人ほどの食事を作っていた。地震で下宿の隣の自宅は全壊したが、下宿生は無事で何より安堵(あんど)した。親元へ帰し、「帰ってきちゃダメ」と伝えていたが、がれきの片付けにも駆けつけてくれた。大学の機能は熊本市内に移転。学生たちは去ったが、復興支援の作業員らを受け入れ、今も午前3時に起きて食事を作る。

 下宿生たちとの楽しい日々は地…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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