写真の少年は20歳になった 読み返す高倉健さんの手紙

 宮城県気仙沼市の震災遺構・伝承館の一室。縦2メートル、横1・2メートルの写真がプリントされた壁掛けがある。

 「水を運ぶ少年」。がれきの中を歩く男の子。両手に大きなペットボトルを持ち、口をぎゅっと結んでいる。10年前の東日本大震災後、市内で通信社のカメラマンが撮った。訪れた修学旅行生らが足を止め、いたいけな表情に見入る。

 「改めて見てもびっくりするほど大きい写真ですね。当時を語り継ぎ、忘れないために使われるのなら」

「あなたの写真を台本に…」

 展示された自分の姿を見て松本…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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