日本海の冬の味覚ズワイガニ漁が6日、解禁になった。兵庫県但馬水産事務所によると、津居山、柴山、香住、浜坂の各漁港から計37隻が出漁。県北部の新温泉町の浜坂漁港であった初セリでは、1匹1千万円で競り落とされた「初物」も出た。
浜坂漁業協同組合では13隻が出漁。同日午前中に次々と漁船が戻り、正午から初セリが始まった。1千万円で競り落とされたカニは1・2キロ。「料理屋 植むら」(神戸市)の植村良輔さんの依頼で競り落とされた。
浜坂漁協によると、過去最高値という。植村さんは「普段お世話になっている方と食べたい。全国でも最高値では」と話した。
同漁協の川越一男組合長は「昨年に比べ、初日の漁獲量は若干増えている。浜坂ブランドを全国に発信していきたい」と話す。(菱山出)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル