冬の夜空に450発 富山で避難者応援の花火「地震忘れて楽しめた」

 能登半島地震の発生から1日で2カ月。長引く避難生活の中に楽しみをと29日夜、富山市のスキー場で花火450発が打ち上げられた。

 企画したのは、全国にホテル経営を展開するホテルテトラグループ(北海道函館市)。同グループが運営し、スキー場に近接するホテルテトラリゾート立山国際は、地震後の1月20日から、2次避難先として珠洲市民を受け入れている。現在も98人が避難しており、多くは土砂崩れや津波などの被害を受けた大谷地区や宝立地区の住民だという。

 同グループの三浦裕太社長(36)が「家を離れ、慣れない環境の中で過ごす、避難者のみなさんを元気づけられたら」と、全国の取引先に1口1万円の協賛金を呼びかけ、200社以上が参加して実現した。

 大谷地区から避難している大兼政康秀さん(60)は「花火の時間は地震を忘れ、純粋に花火のきれいさを楽しめました」と話した。(遠藤真梨)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

能登半島地震

1月1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とする強い地震があり、石川県志賀町で震度7を観測しました。被害状況を伝える最新ニュースや、地震への備えなどの情報をお届けします。[もっと見る]

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment