この先も冬型の気圧配置は続かず、天気は周期変化に。日本海側の雪は少なく、太平洋側でも度々雨が降るでしょう。東京の初氷は未だ観測がなく、平年よりかなり遅くなっています。
冬らしくない!
寒中ですが、冬らしくない天気の日が多くなっています。例年の冬といえば、冬型の気圧配置が続き、寒気が流れ込んで、日本海側は雪、太平洋側は乾燥した冬晴れが続くことが多くなります。
今冬は冬型の気圧配置が長続きせず、寒気の流れ込みも一時的で、寒中に入っても同じような状況が続いています。日本列島に寒気が居座らず、本州付近を低気圧が度々通過。日本海側は雪ではなく雨の日もあり、太平洋側の天気は冬晴れが続かず、周期変化となっています。
この先も冬型の気圧配置続かず
この先1週間も日本付近を低気圧が度々通るでしょう。12日(日)は九州から北陸は雨が降り、特に北陸周辺では発達した雨雲がかかりそうです。関東でも沿岸部を中心に所々で雨が降るでしょう。東北や北海道は曇り空となりそうです。13日(成人の日)は一時的に冬型の気圧配置で、日本海側で雪や雨が降り、太平洋側で晴れるでしょう。
その後も天気は短い周期で変わります。14日(火)は太平洋側は雨マークのない所でもあちらこちらで雨、17日(金)は太平洋側で広く雨になるでしょう。一方、例年、この時期は雪マークがずらりと並ぶ札幌は曇り空の日が多い予想です。
東京の初氷 最晩?
東京では今シーズン、まだ初氷の観測がありません。平年は12月17日で、すでに平年よりかなり遅くなっています。統計開始以来、これまでで最も遅い観測は1月13日です。東京の予想最低気温は12日(日)、13日(成人の日)も3度。今年は最晩の記録を更新する可能性があります。
日本気象協会 本社 吉田 友海
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