記事の後半で、作り方のポイントを動画でご覧いただけます
寒さに負けずがんばっているのは、畑の野菜も同じです。冬の菜っ葉や根菜は甘みがあってやわらかく、たっぷり食べれば養生に。代表格の大根とカブについて料理研究家・杉本節子さんに4回にわたり教わります。
まずは、ごはんのおかずになる煮物の「豚こま大根」を。フライパンで手軽にできて、ボリューム十分です。
大根の煮物というと長時間煮るおでんのイメージですが、今回は皮ごと薄めに切って、火にかけている時間も15分と短い。適度な歯ごたえとあふれる汁気が楽しめて、生では硬い先側の使い道にも向いています。
レシピのポイントは、大根を下ゆでする代わりに焼いて、香ばしさを加えることです。見た目にも食欲をそそり、豚肉に負けない存在感が出ます。
アレンジは、葉付き大根を買った時の「じゃこ炒め」で、しっとり薄味に仕上げました。材料を使い切るのは気分よく、カブの葉でも作り方は同じです。(編集委員・長沢美津子)
豚こま大根
材料(2人前) 料理監修:杉本節子さん(料理研究家)
□ 大根 250g
□ 豚こま肉 180g
□ ショウガ 15g
□ 小麦粉 大さじ1
□ サラダ油 大さじ2
□ ゴマ油 小さじ1
□ 酒 大さじ1
□ 水 50ml
□ 砂糖 大さじ2
□ みりん 小さじ1
□ しょうゆ 大さじ1と1/2
【作り方】
①大根は皮ごと厚さ7~8ミリの輪切りにしてから3~4枚ずつ重ねていちょう切りにする。ショウガを皮ごと薄切りにする。
②豚こま肉をバットなどに入れ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル