上山崎雅泰
JR西日本の子会社「ホテルグランヴィア岡山」(岡山市北区駅元町)は16日、披露宴や試食会に提供したえびしんじょうの賞味期限を最長で約1年4カ月改ざんしていたと発表した。22年2月~今年6月にお吸い物の具として計64食を提供。これまでに体調不良などの健康被害は寄せられていないという。
ホテルの説明によると、宴会担当の50代の男性和食料理長が部下に指示し、賞味期限が22年1月末の冷凍のえびしんじょうを少なくとも3回にわたって賞味期限を書き換えさせていた。24個入りパックを一度開封し、社内規定に違反して小分けにして再び真空冷凍した際に、期限を改ざんしたシールを貼っていた。
納入時の賞味期限は約半年間で、その期限内に使い切れないことに困ったためという。毎月の棚卸しの際に発覚しないよう、管理台帳にえびしんじょうを記載していなかった。
今月の社内点検で改ざんが発覚。さらに点検を進めた結果、今月1日が賞味期限だった穴子の長焼きを5日の宴会で穴子丼として39食を提供していたことも分かったという。社内の引き継ぎミスが原因という。
16日に会見した本井誠総支配人は「実際に召し上がった方や、ご利用されている方にご心配やご迷惑をおかけして誠に申し訳ない」と謝罪した。食材管理体制を見直すなど、再発防止に努めるという。(上山崎雅泰)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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