東京・明治神宮外苑のイベント会場で2016年11月、木製のジャングルジム形の展示作品が燃え、中で遊んでいた男児(当時5)が死亡した火災で、出展者として重過失致死傷の罪に問われた当時日本工業大学生だった男2人(火災当時未成年)の初公判が19日、東京地裁であった。2人は「被害者には大変申し訳なく思いますが、今まで投光器を使ったことはなく、発火することは考えられませんでした」などと述べ、無罪を主張した。
火災は16年11月6日午後5時15分ごろ発生。作品内に置かれた投光器の白熱球の熱が飾りの木くずに伝わって発火し、中にいた東京都港区の男児が焼死。助けようとした父親も、やけどで顔や手に重傷を負った。
起訴状によると、2人は火災の35分前、高熱を発する投光器を作品内の木くずが接近した場所に設置。注意義務を怠って投光器を放置し、男児を焼死させるなどしたとされる。(根津弥)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル