出生数が過去最少の91.8万人…少子化対策はどうすべき?(TOKYO MX)

TOKYO MX(地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月~金曜7:00~)。11月29日(金)の放送では、過去最少を記録した出生数について意見を交わしました。

◆減少する出生数、打つ手はある?

厚生労働省が発表した2018年の人口動態統計によると、出生数は過去最少の91万8400人。3年連続で100万人を下回っていることがわかりました。

また、1人の女性が生涯に産む子どもの人数にあたる「合計特殊出生率」は1.42人。死亡数から出生数を差し引いた人口の「自然減」は44万4070人で、減少幅が拡大しています。

タレントでラジオDJのサッシャさんは、「出生数が増えてこないと、いろいろな制度が回っていかない」と指摘。2019年10月より幼児教育・保育の無償化がスタートしましたが、「女性が子どもを産んでもすぐに社会復帰できるかどうかなどを含め、すごくお金がかかるイメージがある。特に、2人目、3人目となったときに、果たして育てられるのかという面では、あまり改善されていない感じがする」と感想を口にします。

MCの堀潤は、「フランスでは婚外子もフラットに認めようという法律が功を奏して、出生率が上がった」と他国の事例を紹介。

出生数が減少している現状を踏まえ、少子化対策は「しなきゃいけないと思う」とサッシャさん。「子どもを産んですぐに仕事復帰するには、子どもを預けられるところを探さなければならないし、男性の育児休暇も義務化するべき」と主張します。

ジャーナリストで元産経新聞社北京特派員の福島香織さんは、政府が踏み出している移民政策を引き合いに、「積極的に移民を受け入れなくても、グローバル化のなかで自然に増えていくもの。それよりも子どもを産む環境やサポート、働きやすさ、生きやすさ(の向上)にもっと取り組んだほうがいいと思う」と見解を示します。

さらには「女性の権利を唱えるフェミニズムな方法じゃなく、男性の権利のほうが重要。育休もそうだし、育児に関わることもある意味、お父さんの権利ですから。でも、男が子どものために休むのか、という風潮がいまだにある」と話していました。

番組では、視聴者に「もっと少子化対策をしたほうが良いと思いますか?」というテーマで生投票を実施。結果は以下の通りです。

◆もっと少子化対策をしたほうが良いと思いますか?
したほうが良い……1401票
あまり効果が無いと思う……984票

【関連記事】


Source : 国内 – Yahoo!ニュース

Japonologie:
Leave a Comment