栃木県小山市で7月、生後間もない男児の遺体を空き地に遺棄したなどとして母親が逮捕された事件で、栃木県警は10日、住所不定、無職伊藤七美子容疑者(36)=死体遺棄、殺人の罪で起訴=を別の乳児の殺人、死体遺棄容疑で再逮捕し、発表した。伊藤容疑者は「部屋で出産し、殺して捨てたことに間違いありません」と供述しているという。
捜査1課によると、伊藤容疑者は昨年6月2日午後2時10分ごろから3日午前8時30分ごろにかけて、アパートの部屋で産んだ乳児の首を手で絞めて殺害し、近くの空き地に遺棄した疑いがある。乳児の遺体は発見されておらず、性別も不明だという。
県警は今年7月、伊藤容疑者を男児の死体遺棄容疑で、8月には殺人容疑で逮捕していた。相次いで子どもを殺害したことについて、伊藤容疑者は「経済力もなく、交際相手も出産を望んでいないと思った」などと話しているという。(高橋淳)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル