三木一哉
東京五輪の事前合宿のため北海道函館市に滞在しているバドミントンのカナダ代表チームが14日、報道関係者に練習を公開し、ヘッドコーチら2人がリモートで会見した。
ヘッドコーチのマイケル・ジェラード・バトラー氏は「来日前に新型コロナウイルスのワクチンを接種し、感染防止に気を配っている。できないかもしれないと思っていた東京五輪が実現してありがたいし、函館に来られたことにも感謝している」と語った。
ブライアン・ヤーン選手は「気候や環境の違いに慣れ、体力と技術を維持して試合に臨めるようにするのがここでの合宿の目標になる」と述べた。
函館市内では最近も新型コロナのクラスター(感染者集団)が発生しており、代表選手と市民との交流活動は中止になった。バトラー氏は「それでも空港に着いたら、熱心に出迎えてくれる人々がいて驚いた。顔を会わせることはできないが、心からお礼を言いたい」と謝意を示した。
公開練習で選手たちは、試合形式に近い混合ダブルスをしたり、ネット際でシャトルを打ち合ったりしながら、体の動きを確かめていた。代表選手らは19日に東京へ向かう。(三木一哉)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル