11日午後10時15分ごろ、名古屋市西区上名古屋3丁目の立体駐車場で、刃物を持って近づいてきた男に、愛知県警の警察官が拳銃を2発発砲し、1発が右下腹部に命中した。男は公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕された。西署によると、男は住所不定無職の47歳で、病院に搬送された。搬送時は意識があったという。
署によると、現場は閉鎖された立体駐車場。同日午後9時55分ごろ、通行人から「火を使っている人がいる」と110番通報があった。駆けつけた県警機動捜査隊員らが、刃物(刃渡り約30センチ)を持った男を取り囲み、「刃物を捨てろ」と警告したが、男が応じずに近づいてきたため、同隊員の男性警部補(46)が1発を男の足元に、もう1発を男に発砲したという。
同隊の飯田八寿夫隊長は「現時点で適正な拳銃使用と考える」とのコメントを出した。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル