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政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会が15日、開かれ、現在の感染状況について、西村大臣と分科会の尾身会長が15日夜、急きょ、記者会見を開きました。全国の感染者数の推移を見ると、7月、8月のピークから徐々に減少していますが、横ばいが続いている状況です。
尾身会長:「3密という要素は共通だけど、クラスターの発生の場面が、今までよりも、いろんな多様な所で起きて来ている。これが、感染者数が上に行く要素 増加する要素。いろんな分析で明らかになってきていて、人々が感染リスクの高い場面・場所、行動がわかってきて、それを控えて頂いていると思う。いわば“拮抗状況”。2つの要因のバランス次第では上昇の要因が少し強くなってしまうと、いつ崩れてもおかしくない状況」
分科会は、“クラスター”が発生した際の、さらなる詳細な分析と対応が必要だと、政府へ提言しました。 一方、東京都の15日の新規感染者数は284人と、280人を超えたのは、8月20日以来です。先週と比べると、新規陽性者数や、陽性率、入院患者数も増加しています。15日のモニタリング会議では、“医療現場のひっ迫”への懸念も議題に上がりました。
東京都医師会・猪口正孝副会長:「医療機関への負担が強い状況が、長期化している。第1波の入院者数のピークが約1400人ぐらい。現在1000人超えているから、第1波のピークと近い数字で動いている」
先週には、足立区の病院でクラスターが発生し、患者や看護師など、51人の感染が確認されています。
小池知事:「毎回、先生から指摘されてるように常に基本を守るということ。手などの消毒、マスクを着けること、3密を避けること会食では飛沫を飛ばないように」
こうしたなか、東京都では23日から、新たなキャンペーン『もっと楽しもう!TokyoTokyo』が始まります。都民が都内のホテルなどに宿泊する際、1泊5000円を助成するなどというもので、23日から販売が開始されます。15日に初めて説明会が開かれ、関係者が集まりました。
説明会に参加した人:「特に東京都内は、もっと我慢をした時期もあったから、都民の方の消費を東京都の中で落とすのは、非常にいいこと。経済とコロナの感染拡大防止、それを両軸を回していかざるを得ない。その先の保証がないので」
Source : 国内 – Yahoo!ニュース