兵庫県尼崎市の尼崎北郵便局が配達員約130人に対し、「(切手シートを)必ず販売して帰局して下さい。返納は受け付けません」とするメールを送っていたことが、日本郵便広報室への取材でわかった。日本郵便は販売の強要は禁止しているとし、関係者から聞き取り調査をしたうえで、メールを送らせた社員の処分を検討する。
広報室によると、メールは16日、配達担当の社員やアルバイトの業務用携帯電話に送られ、「業務命令」と記されていた。メールの送信を指示したのは同郵便局で配達・営業部門を統括している男性社員で、現在、職務から外れているという。
広報室は、切手の販売目標について「個人に課すことはないが、配達区域ごとのチームに対して課すことがある」と説明。「無理強いの販売は禁止している。調査の結果、パワハラにあたると判断されれば処分を検討する」としている。
この問題は、メールの文面を撮影した写真が「見事なパワハラメール」などの文言とともにツイッターに投稿されて発覚した。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル