岡山地裁の法廷内から、公判の音声を無断でネット上に生配信したとして、岡山中央署は4日、横浜市の大学2年の男(20)を偽計業務妨害の疑いで岡山地検に書類送検し、発表した。容疑を認めているという。
署によると、男は7月5日午後4時から午後5時5分まで、法廷内でスマートフォンを使って公判の音声を生配信し、地裁の職員に配信者が誰かを探させるなどして業務を妨害した疑いがある。
配信されたのは、運転免許証を偽造してレンタカーを借りたとして有印公文書偽造の罪などに問われた被告の公判の音声。男と被告は趣味の鉄道を通じた知人関係だった。ツイッター(現X)の音声生配信機能「スペース」を使って配信したという。
地裁職員はスマホを持つ傍聴者に声をかけて探したが、配信者を特定できず、地裁が8月に署に告訴状を提出していた。
男は調べに対し「録音禁止はわかっており、配信すれば裁判所に迷惑がかかると思っていたが、裁判に来られない人が内容を知ることができるし、面白いと思ってやった」と供述しているという。(上山崎雅泰)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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