鉄道の安全を支えてきた列車の制御の仕組みが「令和」の時代に一変しそうだ。人的要因で起きてきた衝突事故や速度超過を、情報通信技術を使って未然に防ぐ。いま鉄道の世界は、自動運転へとつながる転換期にさしかかっている。(波多野大介)
新たな仕組みは「無線式列車制御システム」と呼ばれる。1985年ごろから開発を続けてきた鉄道総合技術研究所(東京)によると、位置情報を列車自らが無線で発信する新しいシステムで、地上の制御装置と双方向で通信して適切な車間距離を保つ。
前後を走る列車との衝突を防ぐだけでなく、路線データが車両に搭載され、カーブでも適切な速度を保ち、脱線も防ぐ。…… 本文:1,504文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。
朝日新聞社
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