岐阜県境にある矢作ダム管理所(愛知県豊田市)で初となる「一日管理所長」を4日、豊橋市立本郷中学校3年の中村光里(ひかり)さんが務めた。今年度の全日本中学生水の作文コンクールで環境大臣賞に輝いた中村さんは、ダムの点検やゲートの開閉などを体験した。
昨年度のコンクールでも優秀賞を受賞し、宇連ダム(新城市)などを見学した中村さん。今回は50周年を昨年迎えた矢作ダム初の一日管理所長として、水野徹管理所長の委嘱を受け、ダム本体内のトンネルに備えられた様々な観測機を使い、水漏れの量や本体のゆがみなどを点検した。
ダムの心臓部である「操作室」では放流開始を事前にマイクでアナウンスし、施設周辺に設置された広報無線で注意を促した。職員の指導でボタンを操作し、「常用洪水吐ゲート」(コンジットゲート)を開閉。大量の水が流れ落ちるのを確認しながら「施設が大きく迫力があります」。
作文で中村さんは、同居する…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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