兵庫県姫路市の今井雄琉(たける)さん(7)は、昨年夏に初めて葬式に参列した。
大好きな人だったのに、なんだか怖くてひつぎの中の顔には触れることができなかった。ましてや遺体が焼かれるなんて知らなかった。
この日を機に、ある思いを強くした。
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父方の祖母の弟、つまり大叔父にあたる正さんは享年53歳。いつも遊んでくれる正さんを「ただしくん」と呼んでなついていた。
正さんの自宅があった京都府内での葬式には、入りきれないほどの人が来ていた。
ホールのはからいで、雄琉さんと弟がひつぎにぬいぐるみを収めることになった。
お葬式で思ったこと、詩につづった
お葬式での体験をつづった雄琉さんの詩の全文を記事後半で紹介します。その作品は姫路信用金庫が表彰する「有本芳水賞」の優秀賞に輝きました。
そのとき、傍らにいた父親の…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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