初質疑れいわ木村議員「車いす入れず地下トイレへ」(日刊スポーツ)

今年7月の参院選比例代表で初当選した、れいわ新選組の木村英子参院議員は5日、参院国土交通委員会で当選後、初めてとなる質疑に臨んだ。「多機能トイレ」の改善点、災害時の避難所での障がい者への対応について、赤羽一嘉国交相、今井絵理子内閣府政務官らに政府の考えをただした。

【写真】れいわ新選組の木村英子、舩後靖彦両参院議員と山本太郎代表

木村氏は30分の質疑後、取材に応じた。出席した委員会があるフロアに、自身が使用する車いす対応可能のトイレがなく、別の階のトイレを使っていることを明かし、改善を求めた。やりとりは以下の通り。

◆  ◆  ◆

--初質問の感想

木村氏 緊張しましたが、私が出したかった課題。無事に終わり、ほっとしています。

--どんな思いで臨んだ

木村氏 私ごとでもあるが、私を支援してくれた多くの障がい者の現状の1つを、委員会の場所で発言させてもらった。皆さんに知っていただきたい思いで臨んだ

--今度、委員会ではどう臨みたい

木村氏 障がい者の社会参加には、まだたくさんバリアーがある。1つ1つ、自分がこれまで受けてきた差別やバリアーを課題としてあげ、問題解決に取り組みたい

-きょうの1歩が、制度を変える手応えは感じたか

木村氏 そこまで分からないが、国交大臣の障がい者に対する前向きな答弁を聞き、とても見通しが明るい感じがします。重度の障がい者が委員会で話すことと、健常者の議員さんがどなたかの意見をしゃべることではまた違うと思う

--ハード面で課題は感じたか

木村氏 マイクや水分補給、秘書、介護者の付き添いは配慮していただいたが、ここの委員会(があるフロア)のトイレは、私の使う車いすは入れない。地下のトイレを使っている。この階にあるといいなと思う。

--テーマ設定にはどのくらいの準備を重ねた

木村氏 このテーマはもともと、国会議員になったら出そうと思っていたもの。あらかじめ用意するというより、むしろ、国会議員としてどう発言し、皆さんにわかりやすく伝えられるかということで、結構悩みながら考えました。

--「多機能トイレ」の問題などを、最初の質問に盛り込んだ特別な思いは

木村氏 最初の質問がトイレ?とは思いますが、私にとって、トイレに行くことはとてもバリアーが多い気がしていた。トイレの問題は、ずっと抱えながら生きている。そのために、体を壊していることもある。早急に改善してほしい

--委員会は約5時間続いた。体力的には

木村氏 厳しいです。でも自分の課題でもある。改善したいという思いが強いのでがんばれました。

Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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