兵庫県姫路市の日本料理店「竹善」が、「コロナウイルス、ゼロ」を願って、1万5千円相当のコース料理を5670円(税・サ別)で提供している。コースには神戸牛のステーキが含まれ、同店は「おいしい肉を食べて、コロナに負けず元気になってください」と力を込める。
店は姫路市役所近くにあり、春の歓送迎会シーズンは市職員らの会食でにぎわってきた。しかし、コロナウイルス感染症が広がり、今月は約300人のキャンセルが入り、沈滞ムードが広がったという。
「おいしい料理を食べてお客さんに元気をつけてもらおう」と、「コ・ロ・ナ・ゼロ」をもじって5670円の特別コースを考案した。利益は度外視という。
メインは「神戸牛ロースの岩焼ステーキ」。春野菜の前菜、お刺し身、魚の南蛮漬け、エビと野菜の天ぷら、トウモロコシの炊き込みご飯、デザートをつけた。
18日の開始以来、約50食を提供。来店者から「コロナで気落ちした今こそ、食べたかった」などと好評という。ホールマネジャーの田中崇仁さん(50)は「来客が増えると、従業員も元気になる。ぜひ、ご賞味ください」と話す。
提供は4月末まで。問い合わせは、竹善(079・223・0331)。(直井政夫)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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