千葉県南房総市は10日、昨年9月の台風15号で大きな被害を受けた同市に1千万円の義援金を贈った功労で、衣料品通販サイト「ゾゾタウン」を運営するZOZOの創業者の前沢友作氏(44)に紺綬褒章が授与されたと発表した。石井裕市長が褒章を伝達したのに対し、前沢氏は「栄誉ある褒章をいただいて光栄。今後も地域のためにできることがあれば協力していきたい」と話したという。
紺綬褒章は、公益のため国や地方公共団体、認定公益団体などに多額の私財を寄付した個人や団体に贈られる。同市は今年3月、知事を通じて国に褒章を内申し、8月1日に発令されていた。前沢氏が社長を務める「スタートトゥデイ」(東京都)を9月8日に石井市長が訪ねて褒章と章記(表彰状)を手渡した。
前沢氏は長年住んでいる千葉県に愛着があり、2019年にはふるさと納税の制度を使い、館山市に20億円を寄付している。(川上眞)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル